Engineering Org Consulting

見えなかったものを、見えるようにする。

観測診断介入定着

エンジニア組織の不調を「誰かのせい」ではなく、見えていなかった仕組みの問題として捉え直す。git履歴という客観的な痕跡から組織を読み、設計で解いていくコンサルティングです。

30分の観測デモを相談する

The cost of not seeing

一人のエンジニアが静かに離れると、事業はこれだけ失う。

離脱の兆候は、辞表が出る2〜3ヶ月前から痕跡に現れています。気づけるかどうかが、唯一の分かれ目です。

採用コスト年収の 30–50%
0年収の100%
リファラル報酬・エージェント手数料・広告・面接工数。中堅以上は上限側に寄る。
立ち上がりコスト年収の 50–100%
新人がフル稼働するまでの数ヶ月。既存メンバーのオンボーディング工数も含む。
知識資産の喪失数値化困難
退職者の頭の中にしか無かった設計意図・障害対応履歴・ドメイン理解。
周囲への波及非線形
残ったメンバーの心理的負荷。続いて辞める連鎖。リリース遅延。

※ 中堅以上のソフトウェアエンジニアを想定した一般的な概算。実際は職位・採用チャネル・立ち上がり期間により幅があります。

Why now

組織の壊れ方が、質的に変わった。

生成AIの普及とチームのスケール化で、この数年、組織の壊れ方そのものが質的に変わりました。これまでと同じ「見え方」では、もう間に合わない。次の3つの点で、観測の必要性が上がっています。

01

人が増えるほど、構造は静かに崩れる。

観測が欠けた組織では、まず長命コードの書き手と負債清掃役が、声を上げずに離れる。残るのは「声の大きい人」に最適化された組織。

02

サーベイは、構造を映さない。

エンゲージメントや DevEx は「その週、誰が何をしたか」を測る。だが「半年後、何が構造として残っているか」は、主観のメモと印象でしか捉えられてこなかった。

03

AIは星を作る。しかし重力は作らない。

生成AIはコード量を爆発させるが、既存構造との整合は保証しない。設計意図を持たないコードは、構造の変化に耐えきれない。量が増えるほど、重力(構造)の観測系が要る。

How we work

観測 診断 介入 定着。

切り離せない4つの工程を、一つの手で通します。人を動かすのではなく、仕組みを動かす。

STEP 1

観測

git履歴を体系的に読む。主観・政治の入らない痕跡から、事実の分布を拾う。

成果物 — 事実のマップ
STEP 2

診断

事実を、原理・構造・実装の3層に並べ直す。どの層に、どんなひずみが出ているかを言語化する。

成果物 — ひずみの診断書
STEP 3

介入

内側から順に手を入れる。個人の足場 → 組織の仕組み → 日々の運用。内側が整わないと、外側の施策は空回りする。

成果物 — 具体施策の実装
STEP 4

定着

マネージャーの日常実務に、観測を作法として埋め込む。撤収後も、内部だけで観測と運用が回る状態まで持っていく。

成果物 — 再現する運用

The instrument — EIS

git履歴だけから、7つの軸で観測する。

観測の土台は、自社開発のオープンソース CLI「EIS(Engineering Impact Signal)」。git log と git blame だけを材料に、忙しさではなく構造への貢献を測ります。外部API・AIは不要で、コードの中身には触れません。

変更量 品質 生存 設計 横断 清掃 代替性

外部API・AIを必要とせず、コードの中身には触れません。見るのは履歴のメタデータだけ。各軸は独立しており、合算ではなく分布として読みます。

  • 変更量日あたりの変更量
  • 品質初回品質(低fix率)
  • 生存時間減衰つきコード生存
  • 設計アーキテクチャ貢献
  • 横断リポジトリ横断の活動
  • 清掃他者の負債を片付ける力
  • 代替性モジュール所有率
EIS を GitHub で見る OSS重力マップ(分析例) ↗

How it differs

既存の指標群とは、見ているものが違う。

どれも効いていないのではなく、どれも「症状」に処方されている。EISが見るのは、組織の内部構造です。

比較対象既存の測定EIS / 当社
McKinsey DVI経営向けの外部診断(主観中心)現場で毎月使える内部診断。主観を介さず更新される。
LinearBいつ出したか・どれだけ速いかを測る出したコードが残ったかを測る。耐久性のあるコードを書いた人を特定する。
DX / DevExどう感じているか(サーベイ)何が起きているか。回答不要・毎月自動更新。サーベイと併用すると主観と構造のズレが見える。
DORAチームの外形(速度・安定)を測るチームの内部構造(誰が設計を握り、誰が抜けたら困るか)を測る。

The 12 weeks

最初の12週で、見えるもの・動くものが変わる。

3ヶ月の基本形。観測から定着まで、2週サイクルで微調整しながら通します。

W123456789101112
観測・現状診断
W01 — W04
観測レポート / キーリスクマップ
観測
設計・構造ワークショップ
W05 — W08
構造設計書 / 評価制度ドラフト
設計
実装・マネージャー運用
W09 — W12
運用プレイブック / 1on1設計
運用

Our discipline

観測は、裁きの道具にはしない。

観測が持続する条件は、観測される側の尊厳が保たれていること。それだけです。

01

個人スコアを、考課・昇給に直接持ち込まない。

個人の数値は、本人と直属上司までで閉じる。考課を上書きする材料にはしない。

02

制度設計の根拠としては使う。

「誰が悪い」ではなく「どこに偏りがあるか」を制度に反映する。個人を裁くのではなく、偏りを防ぐ仕組みに活かす。

03

まずは、本人への鏡として。

観測結果は、本人のキャリア設計・内省に最初に還す。外から採点する道具には、決してしない。

Contact

まずは30分、貴社のリポジトリを一緒に読むところから。

提案は結論ではなく、観測の入口です。30分あれば、貴社のコードベースから何が読めるか、具体でお見せできます。観測対象は git履歴のメタデータのみで、コードの中身には触れません。

contact@orbitlens.io